C型肝炎ウイルスとは
C型肝炎ウイルスは1989年に発見されたウイルスです。血液を介して人から人へと感染します。感染後1~3か月の潜伏期を経て急性肝炎を発症し、約70%の方が慢性化してC型慢性肝炎を発症します。(日本肝臓学会編:慢性肝炎の治療ガイド 2008年)
TEL: 0155-66-6170
〒080−0015 帯広市西5条南21丁目2-2
当院では日本肝臓学会専門医として適切な診断を行い、肝臓に関するさまざまな病気の治療をご提案させていただいております。
下記に当てはまる方は一度受診をお勧めいたします。
ウイルス性肝炎のうち、慢性化するB型とC型は肝硬変、肝癌の原因ウイルスです。日本ではC型肝炎ウイルスの感染者は推計約150~200万人とされ多くは40歳以上です。しかし、実際に通院されている方は、約10分の1であり、感染に気がついていない方がほとんどであると考えられております。当院では日本肝臓学会専門医としてウイルス性肝炎の診断および治療に積極的に取り組んでおりますので、お気軽にご相談下さい。
C型肝炎ウイルスは1989年に発見されたウイルスです。血液を介して人から人へと感染します。感染後1~3か月の潜伏期を経て急性肝炎を発症し、約70%の方が慢性化してC型慢性肝炎を発症します。(日本肝臓学会編:慢性肝炎の治療ガイド 2008年)
C型肝炎ウイルスは血液を介して感染します。感染している人の血液が他の人の血液の中に入ることで感染しますが、空気感染や経口感染はありません。現在わが匡の感染者の多くは、C型肝炎ウイルスが発見される前の輸血や血液製剤、あるいは注射針が使い捨てになる前の注射針の使い回しなどで感染したものと考えられています。現在ではこのような原因で新たに感染することはほとんどありません。問題になるのは、ピアスや入れ墨、覚せい剤などの回し打ち、あるいは不衛生な状態での鍼治療などです。また、性交渉による感染や母から子への感染(母子感染)はごくまれとされています。(MSDホームページより http://www.c-kan.net/index.xhtml)
特徴的な症状はありません。「体がだるい」「疲れやすい」などの軽い症状がほとんどですので、感染に気づいていない方が多いのが現状です。
慢性肝炎発症から約20年の経過で約30~40%の方が肝硬変に進行します。さらに肝硬変の患者さんでは年率約8%の頻度で肝癌を発症するとされております。(日本肝臓学会編:慢性肝炎の治療ガイド 2008年)
血液検査によりC型肝炎ウイルスに感染しているかどうか判断いたします。また帯広市では肝炎ウイルス健診を実施しておりますので、該当される方は無料で検査をうけることもできます。当院でも実施しておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
ウイルスを体から完全に消すことを目的とした治療として最近では内服薬のみによる治療が行われます。90%以上の方でウイルスが消失し、副作用もほとんどありません。C型肝炎の治療は急速に進歩しております。ウイルスのタイプや量によって使用する薬剤、治療期間が変わりますので、医師にご確認下さい。
脂肪肝とは過剰な脂肪が肝臓に異常に蓄積された状態です。飲酒や食生活、生活習慣病が原因となっておこります。人間ドック受検者の20~30%は脂肪肝と考えられ、近年さらに増加しています。健康診断で肝臓の異常を指摘された方は一度検査をお勧めいたします。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、肥満、無理なダイエットも原因となります。最近体重が増加してきた方は要注意です。
ほとんど症状はありません。
脂肪肝の状態が長期間つづくと、肝硬変へ進行し、肝臓の働きが低下したり、肝臓がんができやすくなることがわかっております。そうなる前に対処が必要です。
当院では血液検査と腹部エコー検査を行って診断しております。
基本的には原因の除去になります。飲酒量の多い方はお酒の量を減らしたり、体重の増加した方は食事を気をつけたり、運動を行うことで減量を試みます。肝臓の数値によっては内服薬を処方する場合もあります。