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〒080−0015 帯広市西5条南21丁目2-2
当院ではピロリ菌感染症専門医として、ピロリ菌に対するお悩みに対処いたします。
当院では積極的にピロリ菌の診断・治療を行っております。ご心配な方は一度ご来院下さい。
ピロリ菌は胃の粘膜に生息している細菌です。1982年に発見され、胃の様々な病気に関係していることが明らかになりました。
乳幼児期の食べ物の口移しや上下水道が発達していなかった時代の衛生状態と関係があると考えられています。
50歳以上の約7割~8割の人が感染しているとされています。しかし20歳未満では1割~2割と感染率は著しく低下しています。
ピロリ菌は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、慢性胃炎、胃のリンパ腫、胃のポリープ、血小板が減少する病気などに関係していることが明らかとなっています。ピロリ菌を除菌することにより、それらの疾患の治療ならびに再発を防ぐことかできます。
ピロリ菌の診断を行うには基本的には胃カメラが必要となります。胃カメラの際に胃の細胞を採取して診断する方法(迅速ウレアーゼ試験)で行うことがほとんどです。
特定の胃薬や抗生剤を服用中の方は、血液の抗体を調べる方法で行います。また健診などで過去1年以内に胃カメラを行っている方は、胃カメラは不要な場合がございます。詳しくは医師とご相談下さい。
ピロリ菌の除菌療法とは1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」を1日2回、7日間服用していただく治療です。
除菌の判定は薬を服用して約2か月後に行います。このときは胃カメラを行う必要はなく、尿素呼気試験という呼気(吐く息)を調べる方法で行います。当院では15分で検査結果が判ります。
除菌が成功した場合でも、胃の病気に罹る可能性がゼロではありませんので、定期的な胃の健診(特に胃カメラ)をお勧めいたします。